投稿日:2023年09月29日/更新日:2024年01月05日
健康経営導入に活用できる7つの助成金と補助金
企業にとってさまざまなメリットがもたらされる健康経営。
しかし、コスト面がネックになり踏み出せない企業も多いのではないでしょうか。
本記事では、行政が行っている7つの助成金や補助金を紹介します。
リソースを抑えながら健康経営を推進しましょう。
健康経営とは
「健康経営」とは、企業が従業員の健康管理をサポートして業務パフォーマンスを向上させ、利益の向上を狙う経営方針のことです。
健康経営のメリットは下記のとおり。
- 生産性がアップし収益増加が見込める
- 業務パフォーマンスの向上につながる
- 従業員が十分にスキルを発揮できる
- 企業の認知度やブランド力が高まる
- 離職率低下や人材の長期的な確保ができる
- 健康保険の利用率が減りコスト削減が見込める
このようにさまざまなメリットが特徴です。
また、似た言葉である「ウェルビーイング経営」と「レジリエンス経営」については各記事をご覧ください。
健康経営に役立つ7つの助成金・補助金
健康経営を行うために活用できる助成金・補助金の一覧を紹介します。
自社に当てはまる・使えそうなサポートを活用しましょう。
業務改善助成金
「業務改善助成金」は中小企業や小規模事業者を対象に、事業場内最低賃金の引き上げを図るための制度。
- 地域別最低賃金との差額が30円以内
- 事業場規模100人以下である
上記2点が受給可能ポイントです。
人材確保等支援助成金
人材確保等支援助成金には、3つの種類があります。
- テレワークコース
- 外国人労働者就労環境整備助成コース
- キャリアアップ助成金
テレワークコース(中小メイン) |
20~100万円 |
外国人労働者就労環境整備助成コース |
57~72万円 |
キャリアアップ助成金 | 正社員に切替
賞与・退職金の導入や設定
|
参照:テレワークコース
参照:外国人労働者就労環境整備助成コース
参照:キャリアアップ助成金
働き方改革推進支援助成金
3パターンの助成金が用意されています。
- 労働時間短縮・年休促進支援コース
- 勤務間インターバル導入コース
- 労働時間適正管理推進コース
労働時間短縮・年休促進支援コース |
最大490万円(目標達成ごとに変動) |
勤務間インターバル導入コース |
15~480万円(人数によって変動)※同時に賃上げを行うと補助金UP |
労働時間適正管理推進コース |
15~480万円(人数によって変動)※同時に賃上げも行うと補助金UP |
参照:労働時間短縮・年休促進支援コース
参照:勤務間インターバル導入コース
参照:労働時間適正管理推進コース
両立支援等助成金
両立支援等助成金は2種類あり、主に中小企業をサポートする施策です。
- 出生時両立支援コース
- 介護離職防止支援コース
出生時両立支援コース |
20~60万円 ※取得率30%以上で補助金UP |
介護離職防止支援コース |
15~30万円(1年度5人まで) |
参照:女性の活躍・両立支援総合サイト
参照:令和5年度 両立支援等助成金
参照:介護離職防止支援コース
受動喫煙防止対策助成金
禁煙室の設置などに関わる経費が補助されるため、従業員の禁煙を推進したい企業に向いています。
受動喫煙防止対策助成金 | 喫煙室の設置に関わる経費の2/3を補助
上限100万円 |
参照:受動喫煙防止対策助成金
エイジフレンドリー補助金
対象となる経費の1/2(上限100万円)が支給可能で、助成対象は60歳以上の高年齢労働者を常時1人以上雇用していること。
エイジフレンドリー補助金 | 高齢者を含む労働者が安心安全に働くことができるような取り組みを支援
上限100万円 |
参照:エイジフレンドリー補助金
65歳超雇用推進助成金
高年齢者の雇用管理制度の導入等に要した経費を助成。
初回に限り支給金額上限の50万円が支給、2回目以降の申請は50万円を上限に支給されます。
65歳超雇用推進助成金 | 就業規則などで高年齢雇用確保措置を行っている企業者を支援
10~160万円(人数や雇用制度によって変動) |
参照:65歳超雇用推進助成金
助成金・補助金のメリデリと活用ポイント
ここでは、助成金や補助金のメリットとデメリット、そして活用する上で気を付けたいポイントを紹介します。
メリット |
|
デメリット |
|
うまく導入するコツ |
|
上手に補助金・助成金を活用して健康経営を成功させよう
健康経営を導入するにあたっての支援にはさまざまな助成金・補助金の制度があるため、自社に合った制度を見極めて活用しましょう。
自社に合った制度が分からない場合は行政に相談したり、また福利厚生に詳しい企業に相談したりするのもおすすめです。
SDGsに関連するニュースや取組み、情報を分かりやすく発信
ご質問はお気軽にお問い合わせください
この地球と、そこに住むみんなのために