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投稿日:2021年02月26日/更新日:2023年10月24日

生ごみコンポストで地球にやさしい暮らしを

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生ごみコンポストで地球にやさしい暮らしを
日々料理をすると必ずと言っていいほど生ごみが出ますよね。
魚の骨や果物、卵の殻など種類はさまざまです。
そうした生ごみ、あなたはどのように処理していますか?
今回は、コンポストを活用してそうしたごみを肥料に変えるという選択のご提案をします。
注意点等もまとめましたのでぜひ最後まで読んでくださいね。

生ごみを肥料に変えるという選択

生ごみを肥料に変えるという選択
実は、この生ごみの処理自体は古くからあるものです。
近代の生活には「コンポスト」という名前こそ浸透していなかったものの、すでに生ごみを肥料に変えるという文化がありました。
各家庭で肥料を使う機会が多かったのも、普及の要因かもしれません。
今回は現代の生活スタイルにもマッチしたコンポストの活用方法をご紹介します。

生ごみコンポストとは

生ごみコンポストとは、家庭から排出される有機性のごみを分解し、肥料に変えるための容器のことです。
英語では肥料のことをコンポスト(compost)というので、生ごみから作られた肥料そのものをそう呼ぶこともあります。
コンポストの中に生ごみを入れておくことで微生物がそれらを分解し、肥料に変えてくれます。

気になるメリット

この生ごみコンポストを活用する最大のメリットは家庭で出るごみを減らし、肥料を手に入れることができるということです。
日々出る生ごみは積み重なれば相当な量になります。
そうしたごみを無駄にせず、肥料に変えることができればお得だと思いませんか?
また、この肥料を使って野菜を育てれば、節約ができる上にいつでも新鮮な野菜を食べることができるようになります。

実はたくさん、コンポストの種類

一口に生ごみコンポストといっても、実はさまざまな種類の製品が発売されています。
また、段ボールを使って自分で作ることもできてしまいます。
ご自身の住環境に合うのはどういったタイプなのか、ぜひ比較検討してみてください。
安価で気軽に始められるのは段ボールコンポストです。

生ごみコンポストの始め方

生ごみコンポストの始め方

下準備

まずはコンポストとなる容器と、ベースの土を用意しましょう。
コンポストには最初に「ピートモス」という土と、土全体の酸度の調整を行う炭や石灰を入れる必要があります。
どちらもホームセンターやネットショップで簡単に手に入るので是非探してみてください。

ごみの投入・かき混ぜ

コンポストが完成したら、1日500gを目安に生ごみを投入し、全体をしっかりかき混ぜましょう。
微生物に酸素を送るためのステップなので、ごみを入れていない日にもかき混ぜてくださいね。

熟成・たい肥化

コンポストがいっぱいになったら、生ごみを入れるのをやめ、週に1~2回水を入れてかき混ぜます。
それを1か月ほど続け、コンポストを開けると肥料が出来上がっています。

コンポスト利用の際の注意点

コンポスト利用の際の注意点
そんなコンポスト、実は注意点もあります。
主な注意点は主に3つありますので、それらをひとつひとつご紹介します。

①分解されにくいもの・入れてはいけないものがある

いくら微生物が分解してくれるといっても、微生物も万能ではありません。
分解されにくいものや、全く分解されないものもあります。
そうしたものをコンポストの中には入れないようにしましょう。
主な分解されにくいもの・分解されないものは次の通りです。

微生物に分解されにくいもの

  • 貝殻
  • トウモロコシの芯
  • スイカの皮
  • 動物の骨(牛や鶏など)

微生物に分解されないもの

  • 腐っているもの
  • 木製のもの(割りばしなど)
  • プラスチック類
  • タバコの吸い殻
  • その他生ごみでないもの

コンポストには生ごみのみを入れるようにしましょう。
また、分解を促進するため生ごみを刻んでから投入すると効果的です。

②虫が集まる可能性がある

微生物がたくさん活動している環境なので、当然虫が集まってくる可能性がぐっと高まります。
微生物を餌としている虫や、またその虫を餌としている虫がコンポストに現れるかもしれません。
そうした事態を避けるために、コンポストには虫よけネットをしておきましょう。
ネットでコンポストをしっかりと覆っていれば、虫が中に入ることはありません。

③におい対策を万全に

コンポストの種類や状況によっては土のにおいや生ごみのにおいが残ってしまうことがあります。
その場合、コンポスト内のかき混ぜが足りない可能性があります。
しっかりとごみをかき混ぜ、微生物が働きやすい状況にしましょう。
それでも解決しない場合は、庭やベランダにコンポストを設置してしまうのも手です。

地球にやさしく、地球の一部に。

地球にやさしく、地球の一部に
野菜や果物などを食べた後に必ず残る生ごみ。
生ごみもそのまま捨ててしまえば燃やせるごみとして焼却されるだけです。
生ごみコンポストで生ごみを肥料に変えてしまえば、お得に肥料を得られるだけでなく、ごみを燃やす際に出る二酸化炭素の削減にもつながります。
箱の中の微生物を心の隅で応援しながら、地球にやさしい暮らしをしてみませんか?