わたしたちができること

投稿日:2023年08月29日/更新日:2024年01月05日

海のゴミ拾い「ビーチクリーン活動」取り組み方やイベントの調べ方

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海のゴミ拾い「ビーチクリーン活動」取り組み方やイベントの調べ方
きれいな海、真っ白な砂浜。美しい海の景色に出会うと、胸を打たれますよね。しかし今、海のゴミに関する問題が世界各地で起きており、きれいな海が失われつつあります。

取り返しがつかなくなる前に、わたしたちで力を合わせて海を守りませんか?

この記事では、海のゴミ拾いである「ビーチクリーン活動」を紹介。自治体の取り組みや、わたしたちができるイベントの参加方法や調べ方も解説します。

ぜひ、楽しく活動を通して、美しい海を維持しましょう!

ビーチクリーン活動と海洋ゴミ問題を知ろう

ビーチクリーン活動と海洋ゴミ問題を知ろう
まずは世界中の海で起きているゴミ問題を知りましょう。人間が生み出したゴミによって、海が汚染されています。

主なゴミ問題は2つ
  • 海洋プラスティックゴミ問題
  • マイクロプラスチック問題

海洋プラスチックゴミ問題

海洋プラスチックゴミ問題

「海洋プラスチックゴミ問題」は、流出したゴミが海を漂い、生態系に悪影響を与えてしまう問題のことです。特に海に生息する生物への影響は甚大で、多くの命がプラスチックゴミによって奪われています。

プラスチックは軽くて耐久性があるため非常に便利ですが、それは裏返すと海を漂いやすく、分解されにくいということです。

海洋プラスチックゴミ問題

また、既に世界の海に存在しているといわれるプラスチックごみは、合計で1億5,000万トン。年間800万トンのプラスチックゴミが海に流出しています。途方もない数のプラスチックゴミが毎日流出していることが分かります。

そして、このままゴミ問題が解決しなければ、2050年には魚よりもゴミの量が上回ると予測されています。

参考:海洋プラスチック問題についてWWFジャパンWEBサイト

マイクロプラスチック問題

マイクロプラスチック問題

「マイクロプラスチック」とは、その名の通り微小なプラスチックのこと

マイクロプラスティックの怖さ

ひとつひとつの粒子が非常に細かく、自然界でも分解されにくい。1度でも生物の体内に入り込めば、消化不全や胃潰瘍などを引き起こし、最悪のケースは死に至る。

 

魚類、甲殻類、貝類や海鳥、アザラシやクジラなどの海洋哺乳類が海水に混ざったマイクロプラスチックを誤嚥すれば、海洋生物の生態系には大きなダメージです。

また、水の循環の過程で、わたしたちの食事やミネラルウォーターなどにもマイクロプラスチックが混入している可能性が懸念されています。

自治体・団体で行われているビーチクリーン活動

自治体・団体で行われているビーチクリーン活動

ここでは実際に行われている「ビーチクリーン活動」を3つ紹介。全国各地でビーチクリーン活動が行われています。

①「ゴミが全ての始まりだった。」|沖縄県

「ゴミが全ての始まりだった。」|沖縄県

沖縄の美しい海を守るために結成された団体「ゴミが全ての始まりだった。」(略称:ごみすべ)

子供たちの世代、そしてさらに先の世代まで沖縄の海を守るために、海岸でのビーチクリーン活動やゴミ問題を子どもたちに伝える活動を行っています。

参加方法はサイトの活動予定ページFacebookInstagramをチェックして、当日現地に行くだけでOK。

(基本的に奇数月の第3または第4日曜日、場所は沖縄本島の管理されていない海岸や浜が定番になっています)

②特定非営利活動法人神戸海さくら|兵庫県

特定非営利活動法人神戸海さくら|兵庫県

神戸が誇る美しい須磨海岸でビーチクリーン活動を行っている特定非営利活動法人「神戸海さくら

毎月1回ビーチクリーンを行い、たくさんの人で賑わう須磨海岸を清潔に保っています。

参加方法は、先ほどと同じように開催案内Instagramをチェックして、当日現地に行くだけ。参加意義も自由で、ゴミを拾いながら友達をつくりたいなど、フランクな雰囲気で環境問題に取り組むことができます。

③Tokyo bay Beach club|千葉県

Tokyo bay Beach club|千葉県

千葉県の検見川浜を中心に活動する「Tokyo bay Beach club」

東京湾のゴミを減らすため、2017年より活動を開始。毎月第1日曜日に1時間、検見川浜のビーチクリーン活動を継続しています。

また、FacebookブログInstagramではゴミ問題の周知活動も行なっています。いつもで誰でも参加可能です。

ちかくのエリアでビーチクリーン活動を探すなら「海ごみゼロウィーク2023」

ビーチクリーン活動を探すなら「海ごみゼロウィーク2023」がおすすめ!

イベント検索」から、都道府県ごとにイベントを検索できます。

また、イベント自体が無くても、青いアイテムを身に着けた写真とハッシュタグ(#umigomi)でごみ拾いしたことをSNSに投稿するだけでもOK。手軽に清掃活動に参加できます。

ほかにも、参加人数が30人以上なら「イベントを企画・登録」することが可能。もし、人数が足りているなら、自分たちでビーチクリーン活動のイベントを打ち出してみましょう。

きれいな海を次の世代に受け継ぎましょう!

きれいな海を次の世代に受け継ぎましょう

私たちの心を癒す、雄大な母なる海。ずっとこの先もきれいなまま守りたいですよね。ぜひ、近くで行われているビーチクリーン活動を調べて参加してみましょう。
SDGsの目標14:「海の豊かさを守ろう」をみんなの力で。

 

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