投稿日:2023年09月15日/更新日:2023年10月24日
HYGGE(ヒュッゲ)の意味とは?デンマークに学ぶ地球と人に優しい言葉
デンマーク語のHYGEE(ヒュッゲ)は、デンマークの人が大切にしている「時間の過ごし方や心の持ち方」を表す言葉。
心地よい時間、暮らしを楽しむ姿勢、それによって生まれる幸福感、それが「ヒュッゲ」です。
今回は、HYGEE(ヒュッゲ)の考え方や、デンマークの特徴などをそれぞれ紹介します。
HYGEE(ヒュッゲ)の考え方
ヒュッゲとはどのようなものなのか、簡単に紹介します。
- 家族や友人との時間・絆を大切にする
- 季節や時間の流れを意識する
- 飾らない・気取らない・無理をしない
- 自然を身近に感じる
- 物を大切にする
- 心地良い空間で生活する
- 無駄をなくした暮らし
- 手作りのぬくもりを感じる
- 仕事とプライベートを分ける
- 今あるものに感謝する
どれを見ても「リラックス」「余裕」「シンプル」を感じるものばかりです。
ここに幸せのヒントがあるのかもしれませんね。
HYGGE(ヒュッゲ)を楽しむポイント
HYGGE(ヒュッゲ)を楽しむためには、落ち着いた空間や、演出も必要です。
デンマークはロウソクの消費量が最も多い国の1つであるように、間接照明や部屋のインテリアを落ち着く空間にリノベーションや模様替えするのもポイント。
またDIYも活発なため「買い足す・捨てる」ではなく「補修する・育てていく・リユースする」といったような考え方が根付いています。
このような考え方が、サステナブルなHYGGE(ヒュッゲ)スタイルが確立した要因でしょう。
デンマークの特徴
2023年、世界の幸福度ランキングで第2位のデンマーク。
北欧諸国の1つであり、OECD(経済協力開発機構:38ヶ国の先進国が加盟する国際機関)の各国中で最も個人所得税が高い国としても有名です。
税金が高ければ、国民としてはあまり嬉しくはないはずですが、その分社会保障が充実しているため高い幸福度を維持しています。
その他さまざまな特徴があるので紹介します。
充実した社会保障が整っている
- 教育費が大学まで無料
- 医療もすべて無料
- 出産費無料
- 充実した高齢者サービス
- 貧富の差が小さい
- 自然がいっぱい
あまり良いイメージではない点
- 物価や税金が高い
- 夜が長い
- 寒い冬が長く続く
出産や学校、ケガや病気、働けなくなった高齢時のサービスなど、どうしてもかかってしまうお金の部分を、税金でまかなう社会保障。
その分税金は高くなってしまいますが、幸福度が高いということは、この制度が国民に喜ばれているという証です。
税金が高いって、どのくらい高いの?
年によって違いがありますが、2019年では下記のような%で税が徴収されています。
- 消費税(付加価値税)25%
- 所得税60%前後(所得総額により違いがある)
- 車の購入に150%の税金(140万円以下の車の税率は105%)
※車の購入には、さらに消費税25%も必要です。
日本の場合は
- 消費税10%
- 所得税20%~(所得総額により違いがある)
- 車の購入では「環境性能割」「自動車重量税」「自動車税」で1~5%程度必要。
※車の購入には、さらに消費税10%も必要です。
税金が安い国と高い国との違い
ヨーロッパのような高い税率で手厚い社会保障制度を充実させるには、社会が発展・成熟してからでなければ難しいです。
税率を安くする理由は国によって様々ですが、社会保障を充実させるよりも、社会自体の発展を優先させていることが大きな理由です。
- 経済成長が安定しているため、社会保障のために消費税を高くする必要がないから(カナダ)
- 社会保障に頼らず、自立して生活する考えが国民にあるから(台湾)
日本の消費税率は10%で、世界と比較すると安い方に入ります。
ですが、軽減税率・ゼロ税率の対象商品が少ないため、消費税を高くして多くの商品に軽減税率・ゼロ税率を適用しているヨーロッパと比較すると、実際のところ「日本は消費税が安い」とは言い切れません(デンマークは軽減税率を導入していません)。
どんな商品に何%の税金が掛っているかを調査すると、国民が実際に支払う税額が低くなる国もあるようです。
日本でもヒュッゲの考え方を取り入れて生活する
多くの情報を見聞きし、仕事に追われ余裕がなく、日々のタスクをこなすだけで1日が終わってしまう。
そして、人間関係に疲れストレスを感じながら、生きる上でそんなに必要ではないものを購入・消費してしまうような生活を繰り返していると、大切な何かを見失ってしまいそうです。
無理をせず、見栄を張らず、時間の流れを意識し、物を大切にし、自然と触れ合い大切にする生き方。
この考え方であれば、ゴミも少なく、自然環境を想って生活できるでしょう。
それは、地球にやさしく・人にやさしい生き方のように思えます。
デンマークとは少し違うかもしれませんが、日本でもそんな地球にやさしい生き方ができるはずです。
税制や社会保障をそのまま日本がマネをすることは難しいですが、HYGGE(ヒュッゲ)の考え方を取り入れて、日本に合った生活の仕方を見つけてみるのはいかがでしょうか。