投稿日:2020年09月09日/更新日:2023年10月24日
家庭でできる節電と省エネ!少しの努力で明るい未来が守られる!
朝起きて電気をつける、テレビをつける、エアコンをつける、冷蔵庫を開ける。
今日も朝起きて、まずどの電気を使いましたか?
その電気、無限にあると思っていませんか?
私たちは暮らしの中で電気、ガスなどのエネルギーを消費しています。
日本は世界で5番目にエネルギーを消費している消費大国です。
それなのに、エネルギー自給率はたった10%と、ほとんどのエネルギー資源を海外から輸入しています。
海外から輸入しているということは、
エネルギーの確保に国際情勢の影響を受けやすく、価格が変わるなど安定したエネルギーの確保が難しいのです。
今日本の中で一番多くエネルギーを消費しているのはビルや事務所などの業務部門ですが、その次に多いのは家庭部門での消費エネルギーです。
もし明日、電気が使えなくなってしまったら…
もし来月、電気料金が倍になってしまったら…
それを避けるためにも私たちができる
節電・省エネをご紹介します。
家庭でできる節電と省エネ
家庭でできる節電と省エネを紹介する前に
「節電」と「省エネ」の違い
みなさんはご存知ですか。
「節電」は電力需要が高まるピーク時間帯(13~16時)の使用電力を抑えること、
「省エネ」は使用する時間帯に関係なく消費する電気量を削減することです。
節電や省エネを進めるためには大きく分けて3つの方法があります。
【その1】消費電力を減らす
待機電力を削減!
プラグを挿しているだけでも年間約6%の電力が消費されています。
こまめにプラグを抜くことで待機電力を削減できます。
旅行などで長期不在になるときはテレビやエアコンなどプラグを抜いておくことをオススメします。
無駄な電力を削減!
●エアコン
夏の冷房時の設定温度は28℃を目安に
冬の暖房時の設定温度は20℃を目安に
冷暖房は必要な時だけつける
使わない時は電源のOFF
●照明
人のいない部屋や廊下の電源はOFF
夜更かしせずに早めの消灯を
●テレビ、周辺機器
見ないとき、消すときは主電源をOFF
リモコン待ち状態でも電力を消費しています
映像モードが設定できる機種は標準モードやリビングモードに
画面をくっきり見せるダイナミックモードなどは消費電力が大きくなります
●パソコン
使わない時は電源をOFF
購入するときは「国際エネルギースターロゴ」がついているかチェック!
待機している状態が一定の時間を経過すると、省エネモードに自動的に切り替わる機能を持っています
※ちなみに、スクリーンセーバーでは消費電力は下がりません
●冷蔵庫
壁から少し離して設置
必要以上に開け閉めをしない、開けている時間は短く
物を詰めすぎない
中の食品の痛みに注意が必要ですが、庫内の設定を控えめに設定
●ガスコンロ
鍋ややかんなど底についている水滴はふき取る
火をつけるときは鍋ややかんを置いてから
炎がなべ底からはみ出さないように火力を調節
野菜のしたごしらえは電子レンジを使う
●洗濯機
少量の洗濯物を毎日洗うより、洗濯機の容量に合わせて洗濯回数を減らす
洗剤の量は適量に
●お風呂給湯器
浴槽に水をためて沸かすよりお湯をためる
必ずフタをする
使用しないときは電源OFF
追い炊きは控える
シャワーは必要なときだけ使う
●温水洗浄便座
タイマー機能や節電モードがついていれば活用する
使用後はフタを閉める
暖房便座の温度、洗浄水の温度は低めに
省エネモードで削減!
省エネモードのある電気製品はなるべく省エネモードで使用するようにしましょう。
【その2】時間帯のシフト
- 電気使用が多い時間帯を避けて、夜間や早朝に電気を使用する。
- 電気製品の同時使用を減らす。
※省エネにはなりませんが、ピーク時間帯を避けることで節電に繋がります!
【その3】切り替える
省エネ型の製品へ切り替え!
今は多くの省エネ製品が発売されています。
すぐにでなくても買い替えの時には「省エネ」を意識してみましょう。
一家団らんに切り替え!
家族と別でご飯を食べている、食べる時間帯が違うという方もいると思います。
食事など家族みんなでひとつの部屋に集まるだけで証明やエアコンなどの節電につながります。
さらに、節電・省エネをしていくことで地球温暖化の対策にも繋がります。
日本で一番多く電気を作る発電方法は「火力発電」です。
火力発電は文字の通り、化石燃料である石油、石炭、天然ガスを燃やして発電しています。
燃やした時に地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)を多く排出します。
つまり、電気をつかうことは同時に二酸化炭素(CO2)も排出していることになります。
地球温暖化を防止するためにも、節電や省エネは必要となってきます。
そしてこの化石燃料も無限にあるわけでくいつかはなくなってしまう「限りある資源」です。
生活していく中で節電や省エネにつながる行動はたくさんあります。
自分にできることから少しずつはじめていきましょう。