投稿日:2021年02月22日/更新日:2023年10月24日
圧力鍋で時短&節約を
皆さんのご家庭では調理にどのような器具を使っていますか?
お店には鍋やフライパン、電子レンジ用のシリコンスチーマーなど、さまざまな種類の調理器具やグッズが並んでいます。
機能やデザイン性に優れたものも多く、選びがいがありますよね。
今回はそうした調理器具の中から特に圧力鍋にフォーカスをして、その魅力をお伝えします。
圧力鍋の魅力
圧力鍋を使うことにはたくさんのメリットがあり、そのすべてを語り尽くすことはできませんが、それらをできる限りまとめてご紹介します!
そもそも圧力鍋とは?
圧力鍋とは、鍋の中の圧力を調整することができる鍋のことです。
通常の鍋ではフタをしても中の液体や空気が外に逃げてしまうので、なかなか圧力を高めることはできません。
圧力鍋は内側をしっかりと密閉することができるので、通常ではなしえない高圧力での調理が可能となります。
圧力鍋を使うメリット
圧力鍋を使うことで鍋の中の圧力を高めることができるのですが、その結果通常よりも水の沸点(沸騰する温度)が低くなります。
つまり同じ火力で加熱しても、圧力鍋を使った方がより早く液体を沸騰させることができるのです。
加熱時間の削減は、時短に加えて電気やガスなどのエネルギーの消費量の低減を図ることができます。
エネルギー消費量を抑えることは、月々の光熱費を抑えることや、地球環境への配慮につながります。
圧力鍋を使ってラクラクおいしい料理を
先ほど圧力鍋を使うことで液体の沸点を下げることができるとご紹介しましたが、圧力をかけることでこれまでよりも簡単に、おいしい料理を作ることもできます。
例えば、豚の角煮。豚バラブロックを通常の鍋で過熱するには時間がかかり、均等に火が通るよう配慮する必要があるため手間もかかります。
しかし、圧力鍋を使うことで豚バラブロックに対しても効率のよい加熱を行うことができるので、より簡単に角煮を作ることができます。
圧力鍋で加熱したお肉はしっかりと火が通っていますが、それでいて柔らかく、おいしく味わえます。
肉だけでなく野菜や魚も柔らかくおいしく加熱することができるので、ロールキャベツや魚の煮付けを作るのにも向いています。
圧力鍋を使う際の注意点
通常よりも簡単に、そしてクオリティの高い調理が可能になる圧力鍋。
通常の鍋とはまた違った使用上の注意点もあります。
以下の注意点に加えて事前に説明書を熟読してくださいね。
圧力鍋に入れてはいけないもの
通常よりも高い圧力での調理を行うため、中には圧力鍋で調理してはいけない食材もあります。
うっかり入れてしまうようなものもあるので注意が必要です。
圧力鍋に入れてはいけない食材には、次のようなものがあります。
- 豆類
- お餅類
- 麺類
- 大量の油類・酒類
いずれの食材も膨らんだり、泡を出したりするため圧力鍋の通気口をふさいでしまう恐れがあるものです。
カレーやシチューなどのルーも詰まりやすいため、圧力鍋で加熱してはいけません。
他にも注意しなければならない食材があるので、料理をする前には今から使おうとしている食材の中に、入れてはいけない具材が含まれていないか調べてくださいね。
フタをしっかり閉めての使用を
圧力鍋の内部にはかなりの圧力がかかります。
そのため、フタを密閉しないまま調理をするとフタが飛んでしまう恐れがあり、大変危険です。
事前に鍋が壊れていないか、また調理の際にしっかりとフタが閉まっているかを必ず確認してください。
圧力鍋で楽に、地球にやさしく!
圧力鍋を活用することで、料理を楽に、おいしく作ることができます。
また、圧力鍋を使うとガスコンロの場合はガスの、IHコンロの場合は電気の消費量を抑えることができます。
こうしたエネルギーの消費量の削減は、月々の光熱費の節約だけでなく、地球規模で起こる問題の解決にもつながります。
圧力鍋の使用に伴いガスの使用量を削減した場合には、ガスの燃焼を行うことで発生する二酸化炭素発生を減らすことができる上に、地球全体での天然ガス利用も低減できます。
天然ガスの燃焼は地球環境にかなりの悪影響を及ぼしているため、可能な限り使用を控えなければなりません。
電気の使用量を削減した場合は、発電所での化石燃料の使用を減らすことができるので、SDGsの目標7:「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」の達成に一歩近づくことができます。
また、SDGsの目標12:「つくる責任 つかう責任」を果たすことにもつながります。
家庭の取り組みひとつでもたらすことができる変化は地球規模で見れば小さなものかもしれません。
しかし、一人一人のそうした行動が無ければ、地球全体が変わることはありません。
忙しい方にも、家計にも、そして地球にもやさしい圧力鍋で今夜のご飯を作ってみませんか?