投稿日:2021年05月10日/更新日:2023年10月24日
お財布に、地球にやさしい節電アイデア「おばあちゃんの知恵袋」
突然ですが、あなたはしっかりと節電できていますでしょうか?
私たちの生活になくてはならないものの一つに「電気」があります。
今や家電製品だけでなく、コンロや自動車を動かすのにも電気の力は使われています。
便利な家電製品はついつい使いすぎてしまいますよね。
その結果、電力を大量に消費していた、なんてことも…。
今回は、抑えるべき部分は抑えて電力の使用を最小限にする「節電」のアイデアを、古くから伝わる「おばあちゃんの知恵袋」としてご紹介します!
貴重な電力をみんなで分かち合うためにも、家庭での節電を心がけましょう。
節電をすることのメリット
節電をすると、どんな良いことがあるのでしょうか。
まず思いつくのは電気料金の節約ですよね。
電力の使用を最低限に抑えることで電気料金は安くなります。
1か月あたり数百円の節約でも、年単位で見るとかなりの額になります。
また節電は、地球環境を守ることにもつながります。
電力自体は二酸化炭素を発生させませんが、火力発電所などで電力を生み出す際には大量の二酸化炭素が出てしまいます。
風力や太陽光といった持続可能なエネルギーを使った発電方法もありますが、現状それだけでは世界中で使われる電力をまかないきれていません。
少しでも節電できる部分を見つけ、地球環境の保全に協力しましょう。
それでは、実際に節電するにはどのような方法があるのでしょうか。
「おばあちゃんの知恵」として3つの節電アイデアをご紹介します。
どれも自宅で簡単に実践することができるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください!
おばあちゃんの知恵①「残り湯を使った湯たんぽ」
お風呂から上がった後、残り湯はどうしていますでしょうか?
そのまま栓をぬいて水を排水してしまう前に、ちょっとだけ待ってください。
残り湯を湯たんぽに入れると、そのまま寝るまであったかく過ごすことができますよ。
湯たんぽがない場合には大きめのペットボトルでも大丈夫です。
ペットボトルであれば簡単に用意することができるので、家族が多くても全員があったまることができます。
せっかく沸かしたお風呂のお湯ですから、最後まで有効活用しませんか?
湯たんぽだけでもかなりあたたかいので、エアコンや電気毛布を使わなくても快適に眠りにつくことができます。
新たにお湯を沸かす必要もないので、ガスの消費も抑えることができます。
おばあちゃんの知恵②「エアコン×扇風機で28度設定でも涼しく」
うだるような暑さに襲われる夏の日中。
温度低め・風量強めでクーラーをかけてしまいがちです。
しかし、本当はそんなにクーラーを稼働させなくても、涼しく過ごすことができるんです。
まずはエアコンの他に、扇風機を用意してください。
エアコンの風向を水平に設定し、上向きにした扇風機と一緒に使うことで、28度設定の弱風でも快適に過ごすことができます。
クーラーのみでは下の方にたまってしまいがちな冷気を、扇風機で効率的に循環させるという仕組みですね。
日差しの影響を避けるために、レースカーテンを閉めておくとさらに効果アップです。
朝夕は次にご紹介する「打ち水」でエアコンや扇風機がなくても涼しさを感じることができるので、そうしたアイデアを併用して暑い夏を乗り切りましょう。
おばあちゃんの知恵③「打ち水でひんやり」
以前、夏の朝夕には路地裏で打ち水をしている様子がよく見られました。
もはや夏の風物詩といっても過言ではないでしょう。
そんな打ち水は、コツを知っていればかなりの効果を発揮するので冷房いらずで快適に過ごすことができます。
コツといっても覚えておくことはたった2つ。
- 打ち水は朝・夕にすること
- 日陰に水を打つこと
実は日なたに打ち水をしても効果はありません。
朝夕の少し涼しい時間帯に、日陰に水を打つことで効果を最大限発揮します。
涼しい時間帯の日陰であれば水がゆっくりと蒸発するので、やさしいそよ風を長時間生み出すことができます。
植物に水をやり、緩やかに水を蒸発させるのも効果的な手立てです。
打ち水でクーラーなしのエコな朝夕を過ごしてみてはいかがでしょうか?
そのうちきっと夏には打ち水が欠かせなくなりますよ。
おばあちゃんの知恵①で紹介した湯たんぽ同様、残り湯を打ち水として活用することもできます。
古くからの知恵も現代で生きる
今回ご紹介した「おばあちゃんの知恵」はどれも昔から受け継がれてきたものです。
現代でもそうしたエコなアイデアは十分生かすことができます。
節電をすることで、電気を作る際に火力発電所から出る二酸化炭素を削減することができます。
また、残り湯を湯たんぽ用の湯として活用することでガスの使用量を抑えることも可能です。
古くから受け継がれてきた知恵を使って、お財布や地球にやさしい暮らしをしませんか?