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投稿日:2021年08月06日/更新日:2023年10月24日

電気自動車って、節約できるの?

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電気自動車って、節約できるの?
かつて「未来の乗り物」だと言われていた電気自動車は今や、私たちの生活の中に溶け込んでいます。
電気エネルギーを使って走るので、地球環境にやさしい車として今注目されているんです。
2020年の12月には政府が「2050年カーボンニュートラル」の一環として「2030年代半ばにはガソリン車を禁止する」という方針を打ち出しました。
つまり、これからの自動車界は電気自動車が主役となっていくのです。
そんな電気自動車ですが、導入することでどのようなメリットが生まれるのでしょうか?
この記事では電気自動車に乗ることで生まれる効果をご説明します!

そもそも電気自動車とは?

そもそも電気自動車とは?
電気自動車とは、その名の通り電気エネルギーを原動力にして動く自動車のことです。
Electric Vehicleの略でEVとも呼ばれます。
現在、広く普及しているガソリン車はエンジン内でガソリンを燃焼させて原動力を得るのに対し、電気自動車は電気の力でモーターを回して走行します。

電気自動車利用推進の世界的な流れ

電気自動車利用推進の世界的な流れ
電気自動車を使うことを推進しているのは、日本だけではありません。
世界各国でもこの動きが広がっているんですよ。
例としていくつか世界のニュースをご紹介します。

アメリカ:公用車をすべて電気自動車に

1月25日にバイデン大統領はアメリカ全土の公用車65万台を全て電気自動車にすると発表しました。
公用車にはパトカーや軍用車も含まれるため、アメリカ全土でこれらが電気自動車になると、環境や経済に多大な影響を及ぼすと考えられます。

フランス:シトロエンが14歳以下でも運転できる電気自動車を発売

フランスの自動車メーカー、シトロエンは2020年9月、2人乗りの超軽量電気自動車、「Ami」を発売しました。
フランスの法律では14歳以下でもこの自動車を運転することができるため、今以上に幅広い層で電気自動車の利用が広がるとみられています。

ドイツ:2020年の電気自動車販売台数は19.4万台

ドイツ連邦自動車局の発表によると、2020年にドイツで販売された電気自動車の台数は19万4000台以上にも上ったそうです。
これは前年比の約3倍で、最近電気自動車の普及が急速に進んでいることがわかります。

こうした各国のニュースを見てみると、今後さらに脱ガソリン車の動きと電気自動車普及の動きが進んでいくことが予想されます。
日本はまだこの流れに完全に乗っているとは言えませんが、だからこそ急速に電気自動車導入の波が押し寄せる可能性もあります。

ガソリン車と比較してどんなメリット。デメリットがあるの?

ガソリン車と比較してどんなメリット。デメリットがあるの?
電気自動車をガソリン車と比べると様々な点が違うことに気がつきますが、電気自動車を導入することでどのようなメリットを得ることができるのでしょうか。
また、デメリットはあるのでしょうか。簡単にまとめてみました。

メリット①燃料費が節約できる

電気とガソリンでは、値段が全く違います。
例えばガソリン車の燃費が14km/L、電気自動車の電費が6km/kWhだとします。
そしてガソリン1Lあたりの価格が140円、電気1kWhあたりの価格が24円だと仮定します。
すると、1km走るのに必要なお金はガソリン車では10円、電気自動車では4円となります。
つまり、その差は1000km走れば6000円、10000km走れば6万円にもなるということです。
そのため、走れば走るほどガソリン車よりもお得になるんです。

メリット②税金の優遇がある

政府はエコカーの利用を推進する目的で「エコカー減税」を行なっています。
この制度のおかげで、電気自動車の自動車重量税はなんと全て免除されるんです。
車の維持費の中でもかなりの額を占めているこの税金が免除されるので、経済的負担は軽くなります。

デメリット①充電スポットが少ない

電気自動車の普及とともに充電可能な場所は増えましたが、それでもガソリンスタンドの数には及んでいません。
そのため、出先で充電が切れてしまった時に苦労する可能性があります。
事前に出かける場所の充電スポットを調べておく必要があります。

デメリット②充電に時間がかかる

ガソリン車の場合、ガソリンが少なくなってきたらガソリンスタンドに入りますよね。
ガソリンスタンドでガソリンを入れてから再出発するまで、かかる時間は5分程度です。
しかし、電気自動車の場合、現在の技術ではフル充電するのに数十分かかります。
一回の満充電で走ることができないような長距離ドライブには向かないのが現状です。

電気自動車はこんな人におすすめ

電気自動車はこんな人におすすめ
ガソリン車にはないメリット、デメリットをもつ電気自動車。
人によってはガソリン車の方が使い勝手がいいという場合もあるでしょう。
それでは、電気自動車はどのような人に向いているのでしょうか。
電気自動車をおすすめしたいのは以下のような人です。

  • 近距離での利用を考えている人
  • 住んでいる場所の近くに充電スポットがある人
  • 環境への負荷を最小限にしたい人

電気自動車は近距離での移動に適しています。
昼間走行した分の電気を夜のうちに充電しておけば、また次の日満充電の状態で走り出すことができます。
充電の問題さえ解決すればストレスなく電気自動車ライフを楽しむことができるので、事前にご自身の周囲の環境を確認してから、電気自動車導入の検討を始めることをおすすめします。

スマートな電気自動車を!現在販売中の電気自動車3選

スマートな電気自動車を!現在販売中の電気自動車3選
近年、各社から多種多様な電気自動車が発売されています。
「電気自動車が欲しいけれど、どれを選んだら良いかわからない!」という方もいるでしょう。
そんな方のために厳選した国産電気自動車2台をご紹介します。
興味が湧いてきたら他の車種を調べてみることをおすすめします。

Honda e(本田技研工業)

発表時から注目を集めていた「Honda e」。
コンパクトでチャーミングなその見た目は、老若男女に受け入れられています。
1回の充電で250km以上走行することができるので、近所への買い物や通勤に使うには全く問題ありません。
価格も比較的抑えられているため、コストパフォーマンスは非常に高いといえます。

Honda e 公式サイト

リーフ(日産自動車)

初代日産リーフはなんと10年以上前、2010年に発売されました。
それから何度も改良が繰り返され、機能のみならず自動車そのものとしての魅力を身につけていきました。
公式発表によると62kWhモデルの航続距離は450kmを超えるので、ガソリン車と遜色なく長距離の走行ができます。

Nissan LEAF 公式サイト

電気自動車の利用で地球に優しく、お得に

電気自動車の利用で地球に優しく、お得に
これからの社会では当たり前の存在になっていくと考えられる電気自動車。
再生可能エネルギーを利用し、その上二酸化炭素を排出しないとなれば、地球環境へと与える負荷はほとんどありません。
2021年現在の時点では、節約になる方は一部かもしれませんが、地球のことを考えたサステナブルな選択と言えます。
先取りして電気自動車を導入し、クリーンな生活をしてみませんか?