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投稿日:2024年04月22日/更新日:2024年04月22日

アップサイクルとは?リサイクルとの違いや注目されてる理由を解説

  • 「アップサイクルって何?」
  • 「アップサイクルとリサイクルは何が違うの?」

上記のような疑問をお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、アップサイクルについてとリサイクルとの違い、行うべき理由について解説しています。

ぜひ、最後までご覧ください。

アップサイクルとは?

 

アップサイクルとは、使用しなくなったものやいらなくなったものなどを、新しい価値のある商品にすることです。

別名「クリエイティブ・リユース」といいます。

アップサイクルを行うことは、地球上のゴミを減らすことにつながるのです。

アップルサイクルの特徴

アップサイクルの特徴は、新しい商品をつくるために素材を原料に戻したり、溶かしたりしないということです。

製品をそのまま生かすことにより、再生にかかるエネルギーやコストをおさえることができます。

アップサイクルと3Rやリメイクそれぞれの違い

アップサイクルと似た言葉に3R(リデュース・リユース・リサイクル)やリメイクがあります。

アップサイクルと何が違うのか、以下でそれぞれの言葉の意味について解説していきます。

リデュースとは?

リデュースとは削減という意味で、購入するものや処分するものを最小限におさえることをいいます。

ゴミを減らすという目的は、アップサイクルと同じですがリデュースでは、そもそも購入や処分するものを出さないという違いがあるのです。

リユースとは?

リユースとは、再利用という意味で製品や素材を再び利用することをいいます。

いらなくなったものを譲ったり、修理したり、製品の寿命を延ばすことが目的です。

アップサイクルは、いらなくなったものや使用しなくなったものに新しい価値をつけるのに対し、リユースは製品をそのまま、もしくは修理して再利用が目的なのでそこが違いといえます。

リサイクルとは?

リサイクルとは、資源を再利用することで、廃棄物を原料に戻して新たなものをつくることです。

古紙からトイレットペーパーをつくったり、アルミ缶をアルミに戻して再度アルミ缶をつくったりするなど。

アップサイクルの特徴、原料に戻さずに新しいものをつくることが、リサイクルとの違いといえます。

リメイクとは?

リメイクとは、元々ある製品にアレンジを加えて使い道や形を変更することをいいます。

アップサイクルも新しい価値をつけるので似ていますが、リメイクは価値が変わらない、もしくは下がる可能性もあるので、そこが違いといえます。

アップサイクルの反対ダウンサイクルとは?

アップサイクルとは、反対にダウンサイクルというものが存在します。

ダウンサイクルとは、価値が下がるもののことです。

使わなくなったタオルを雑巾として利用したり、新聞やチラシなどを利用してゴミ箱をつくることが例としてあげられます。

アップサイクルは、新しい価値をつけることに対し、ダウンサイクルは行うことで価値が格段に下がるので、そこが大きな違いです。

アップサイクルが注目されている理由

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近年、アップサイクルに注目があつまっています。

以下が注目されている主な理由です。

  • 食品ロスの問題
  • 衣服の大量廃棄の問題
  • 使い捨てプラスチック増加の問題

それぞれについて詳しく解説していきます。

食品ロスの問題

アップサイクルが注目される理由の1つとして、食品ロスの問題があげられます。

世界中で問題視されている食品ロスですが、日本でも年間523万トンもの食品ロスが発生しているのです。

523万トンは、令和3年のデータですが前年と比較すると1万トンも増加しています。

この食品ロスを減らすために、アップサイクルに注目があつまっているのです。

食品工場であまった野菜の茎をお菓子にしたり、廃棄される果物を染料にしたりする取り組みが行われています。

参照:農林水産省

衣服の大量廃棄の問題

衣服が大量廃棄されていることも、アップサイクルが注目されている理由につながっています。

日本では、令和2年の時点で51.2万トンもの衣服が廃棄されているのです。

衣服の廃棄は、以下のような問題が発生します。

  • 水の消費量の増加
  • 温室効果ガスの増加
  • 土壌汚染
  • 埋立地の不足

上記の問題を解決させるために、アップサイクルが注目されているのです。

参照:日本総研

使い捨てプラスチック増加の問題

アップサイクルが注目される理由として、使い捨てプラスチックの増加があげられます。

プラスチックが大量に廃棄されると、以下のような問題が発生するので非常に深刻です。

  • 土壌や生態系に悪影響を及ぼす
  • 温室効果ガスの増加
  • 海の汚染

特に海に流れ出るプラスチックは、海洋生物が誤って食べてしまい死にいたるという大きな問題が発生しています。

上記の問題を解決するためにも、アップサイクルが注目されています。

 

アップサイクルを行うべき理由

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ここからは、アップサイクルを行うべき理由を具体的に解説していきます。

廃棄物を削減できる

アップサイクルを行うことで、廃棄物を削減できます

いらなくなったものに新しい価値をつけ商品を生まれ変わらせるので、廃棄物を削減できるのです。

廃棄物は、環境問題に大きな影響をもたらします。

環境汚染を防ぐためにも、アップサイクルを行うべきといえるでしょう。

資源の節約ができる

いらなくなったものを捨てず価値を生み出すアップサイクルは、素材を加工して利用するので、新たに資源を消費する必要がありません

そのため、環境に与える負の影響を減少させることができるのです。

企業側からすると、コストやエネルギーの削減にもつながるので、アップサイクルを行うべき理由といえます。

省エネルギー

リサイクルを行う場合は、いらなくなった製品を一度原料に戻し、再度製品化させる必要があるので大量のエネルギーを消費します。

アップサイクルは、素材をそのまま利用するため原料に戻す必要はなく、エネルギーの消費をおさえられるのです。

大量のエネルギー消費はコストもかかる上、環境にも良くありません。

エネルギー消費やコストの問題を軽減できるのでオススメといえます。

家庭でできるアップサイクルの具体例

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アップサイクルは、家庭でも行うことができます。

具体例は、以下です。

  • 着なくなった服をエコバックにする
  • 空き缶を小物入れにする

それぞれについて紹介していきます。

着なくなった服をエコバックにする

家庭でできるアップサイクル品として、着なくなった服をエコバックにすることがあげられます。

裁縫ができないという方でも、縫わずにエコバックにする方法があるのでオススメです。

具体的なやり方は、インターネットで検索したりYouTubeで検索したりすると出てくるので興味がある方は、ぜひ調べてみてください。

空き缶を小物入れにする

空き缶を小物入れにするアップサイクル品は、誰でも手軽にできてオススメです。

空き缶に塗料を塗って自分の好きな色にしたり、マスキングテープやシールを貼ったりして好みのデザインにすることもできます。

小物入れのほかにも、ペン立てや花瓶にすることもできるので興味がある方は、さっそく自宅にある空き缶で作成してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、アップサイクルについてとリサイクルとの違い、アップサイクルを行うべき理由について解説しました。

アップサイクルを行うことは、環境を守ることにつながります。

アップサイクルと似た言葉でリサイクルなどがあげられますが、アップサイクルは不要になったものに新しい価値を付けるという大きな特徴があるので注目を集めています。

アップサイクルは、自宅で試せるものもあるので、本記事を参考にぜひ取り組んでみてください!

少しでも地球のゴミを減らし、地球の未来をよりよいものにしていきましょう。