わたしたちができること

投稿日:2020年09月07日/更新日:2023年10月24日

人や社会、環境や地球にやさしく生きるための「エシカル消費」

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エシカル消費
エシカルという言葉を初めて聞いた方も、聞いたことはあるけど詳しくは知らない。
そんな方のためにエシカル消費についてわかりやすく説明していきたいと思います。

エシカルを直訳すると”倫理的な”という意味の言葉ですが、わかりやすくすると、「人や社会、環境や地球に優しく配慮した考え方や行動」を表しています。

私たちは生活している中で必ず”消費”をしています。
それは毎日着る服、毎日の食事など様々なモノやエネルギーのことです。
それをいつ、どこで、誰がどうやって作ったのか。
そんなことを考えながら商品や製品を手に取り、買い物や食事をしていますか?

多くの方が深く考えることなく、毎日生活していると思います。
「いつ、どこで、誰がどうやって作ったのか」これを考えること、知ることがエシカル消費への第一歩です。

私たち消費者は商品を手に取っても、その裏側にある情報はほとんど受け取れません。
その商品を「買う」「消費する」といった私たちの行動で、地球環境や人を犠牲にするような問題が起きているかもしれません。

生産と消費の間で起きる国を超えた問題

生産と消費の間で起きる問題

コーヒーや紅茶、果物やチョコレート(カカオ)、服の原料であるコットンなど、日本では途上国で生産された日用品や食料品が多く、驚くほど安い価格で販売されています。

その安さを生み出すため、正当な対価が生産者の方に支払われなかったり、生産性をあげるための長時間労働や家族の生活のために子どもが働いていたり、さらに環境破壊など深刻な問題が起こっています。

安い商品を求める裏側に、弱い立場にいる途上国の生産者の方の犠牲があること、この現実は、日常的に消費をしている私たちにとって遠い国の話ではありません。

では、この問題を解決していくのは誰なのか。
それは私たち”消費者”なのです。

エシカル消費のために、認証マークを知っておきましょう

エシカル消費の認証マーク

いつ、どこで、誰がどうやって作ったのか。それを考えて、
その商品を「買う」「消費する」といった私たちの行動で変えていくことができるんです。
商品の裏側を知り、商品の選択をすることで、環境や人権が守られます。
人や社会、環境や地球にやさしい商品やサービスを選ぶことが「エシカル消費」です。

それでも、買い物をなどするたびに商品の裏側まで考えることはとても難しい事だと思います。
そこで役立つのが各種の「認証マーク」です。

エコマーク

「生産」から「廃棄」まで環境への負荷が少ない、環境への保全に役立つと認められた商品につけられるラベルです。

国際フェアトレード認証ラベル

社会的、環境的、経済的基準について定めた国際フェアトレード基準を満たしている商品につけられるラベルです。

MSC認証

「海のエコラベル」は、水産資源と環境に配慮し適切に管理された、持続可能な漁業で獲られた天然の水産物の証です。

GOTS(オーガニック・テキスタイル世界基準)

オーガニックのコットン、ウール、麻、絹などの原料から環境的・社会的に配慮した方法で作られた繊維製品につけられる認証ラベル

有機JAS

農薬や化学肥料の使用を極力避け、自然循環機能を活用し生産されていることを示すラベルです。
農産物、加工食品、飼料および畜産物に付けられています。

Organic Content Standard(OCS)

原料から最終製品までの履歴を追跡し、その商品がオーガニック繊維製品であることを証明するマークです。

その他にもたくさんありますが、
このようなマークを見たことがありますか?
意識していない限り気にもかけないと思います。
買い物をする際に「認証マークを確認する」そう意識することもエシカル消費に繋がります。

少しずつ生活の中にエシカルを取り入れて、人や社会、環境や地球にやさしい世界をつくっていきましょう。