投稿日:2020年10月08日/更新日:2023年10月24日
新型コロナウイルスを乗り越えよう。私たちの心と身体を守るために。
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大は、SDGsの達成にも影響を与えています。
コロナウイルスによる社会経済的影響はあまり大きく、その他にも観光・政治・教育など、私たちの暮らしに関わる深刻な影響を及ぼしています。
そして、『SDGs目標3 すべての人に健康と福祉を』について。
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進するという目標。健康とは肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。
様々な問題が耐えないこのパンデミックを乗り越えるため、まずは感染を防ぐために感染予防を徹底。そして私たちの「ココロと身体の健康」を守ることについて、考えていきたいと思います。
予防対策
新型コロナウイルスとの戦いが長期化する中、気が緩みがちなっているひともいるかと思いますが、予防対策について改めて確認していきましょう。
個人が取り組むべき予防対策
(1)一人ひとりの基本的感染対策
-
- 人との間隔は、できるだけ2m(最低1m)空ける。
- 会話をする際は、可能な限り真正面を避ける。
- 外出時や屋内でも会話をするとき、人との間隔が十分とれない場合は、症状がなくてもマスクを着用する。ただし、夏場は、熱中症に十分注意する。
- 家に帰ったらまず手や顔を洗う。
人混みの多い場所に行った後は、できるだけすぐに着替える、シャワーを浴びる。
- 手洗いは30秒程度かけて水と石けんで丁寧に洗う(手指消毒薬の使用も可)。
- 高齢者や持病のあるような重症化リスクの高い人と会う際には、体調管理をより厳重にする。
- 感染が流行している地域からの移動、感染が流行している地域への移動は控える。
- 発症したときのため、誰とどこで会ったかをメモにする。接触確認アプリの活用も。
- 地域の感染状況に注意する。
(2)日常生活を営む上での基本的生活様式
- まめに手洗い・手指消毒 □咳エチケットの徹底
- こまめに換気(エアコン併用で室温を28℃以下に) □身体的距離の確保
- 「3密」の回避(密集、密接、密閉)
- 一人ひとりの健康状態に応じた運動や食事、禁煙等、適切な生活習慣の理解・実行
- 毎朝の体温測定、健康チェック。発熱又は風邪の症状がある場合はムリせず自宅で療養
(3)日常生活の各場面別の生活様式
買い物
- 通販も利用
- 1人または少人数ですいた時間に
- 電子決済の利用
- 計画をたてて素早く済ます
- サンプルなど展示品への接触は控えめに
- レジに並ぶときは、前後にスペース
娯楽、スポーツ等
- 公園はすいた時間、場所を選ぶ
- 筋トレやヨガは、十分に人との間隔を、もしくは自宅で動画を活用
- ジョギングは少人数で
- すれ違うときは距離をとるマナー
- 予約制を利用してゆったりと
- 狭い部屋での長居は無用
- 歌や応援は、十分な距離かオンライン
公共交通機関の利用
- 会話は控えめに
- 混んでいる時間帯は避けて
- 徒歩や自転車利用も併用する
食事
- 持ち帰りや出前、デリバリーも
- 屋外空間で気持ちよく
- 大皿は避けて、料理は個々に
- 対面ではなく横並びで座ろう
- 料理に集中、おしゃべりは控えめに
- お酌、グラスやお猪口の回し飲みは避けて
イベント等への参加
- 接触確認アプリの活用を
- 発熱や風邪の症状がある場合は参加しない
(4)働き方の新しいスタイル
- テレワークやローテーション勤務 □時差通勤でゆったりと □ オフィスはひろびろと
- 会議はオンライン □対面での打合せは換気とマスク
(厚生労働省より)
一人ひとりが意識すれば、確実に実践できることばかりです。終息に向けてまずは、感染を広げないことをしっかりと意識して行動していきましょう。
ココロのケア
そして感染予防と同じく大切な心のケアについてです。
コロナウイルスによる環境の変化によって、多くの人が大きなストレスを感じています。
経済的な変化や外出自粛が長期化するにつれ、精神的に疲れを感じている、いわゆる「コロナ疲れ」に悩む人が増えています。
また、自分が感染してしまうのではないかという不安から、ストレスを感じるひとも多いでしょう。
そして、コロナ疲れが悪化すると、うつ病や自律神経失調症の発症につながる危険性もあります。
ココロの疲労はとても深刻です。十分にケアしてあげるようにしましょう。
そのためにまずやってみてほしいのが「生活リズムを整える」ことです。
睡眠
睡眠は身体だけでなく心の疲れを回復するためにも重要な役割を果たします。
そんな中、コロナウイルスによる生活の変化やストレスで、「なかなか寝付けない」「途中で目が覚めてしまう」「昼夜逆転してしまった」と睡眠に悩むひとが増えています。
十分な睡眠が取れない日が続くと、精神的なストレスが大きくなり、うつ病や自律神経失調症の発症につながる危険性もあります。
最低でも6時間。快適な睡眠をするために、試してほしい入眠方法をご紹介します。
- 寝る前にスマートフォンを見るのを控える
- 眠る前はカフェイン摂取を控える
- 適度な運動をする
- ストレッチをして身体をリラックスさせる
- アロマや音楽でリラックスする
- 自分にあった枕を選ぶ
不眠に悩むひとはぜひ一度試してみてください。
運動
運動をしたあとに、気分がスッキリしたり、明るい気持ちになった経験ありませか?
適度な運動は体調管理にも良いですが、ストレス解消にも効果もあります。
身体を動かすことによって、ストレスを緩和させると言われているセロトニンの分泌を促進させます。
できるだけ外出しないように心がけている人も多いかと思いますが、少し外に出てウォーキングしてみたり、自宅でできる簡単な運動を取り入れてセロトニンを増やし、ストレスに負けない心と身体を作りましょう!
新型コロナウイルスのパンデミックは、いつ、どのようにして終わるのだろうか。終りが見えないストレスから、気が緩みがちになってしまうこともあると思いますが、引き続き感染予防に努め、元気で健康的な心と身体を保ちながら、乗り越えて行きましょう。