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投稿日:2024年11月26日/更新日:2024年11月26日

【自由研究×SDGs】小学生にも簡単なテーマを紹介!第2弾

  • 「自由研究って、何をすれば良い?」
  • 「簡単だけど手が込んでそうなテーマに取り組みたい!」
  • 「SDGsを自由研究に取り入れたい!」

夏休みや冬休みの宿題といえば自由研究が挙げられますが、おすすめしたいのがSDGsをテーマにした自由研究です。

世界で注目されている項目であり、身近に取り組める課題が豊富です。

本記事では自由研究にSDGsを取り入れた簡単なテーマ第2弾を紹介します

第1弾にもアイデアをまとめているため、合わせてご覧ください。

自由研究で取り入れやすいSDGsのテーマ

参照:SDGs|公益社団法人日本ユニセフ協会

SDGsとは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことです。

17個の目標から日常を通して取り入れやすいテーマを、以下の3つご紹介します

  • 安全な水が世界では当たり前でないことから考える
  • 身近なエネルギーについて考える
  • 住んでいる各自治体のSDGsへの取り組み

自由研究は、自ら課題を見つけ、それを実験したり失敗したりすることが課題です。

学ぶ楽しさを感じたり、楽しいと思える発想をはぐくむ意味があります。

興味がある項目や、知識を増やしたい課題の研究に取り組んでみましょう。

安全な水は当たり前じゃない

水道の設備がない暮らしをしている人は世界中に22億人以上

日本では水道をひねると、清潔な水が流れますが世界では当たり前ではありません。

中にはトイレがなく、道端や草むらなど屋外で用を足さなければいけない人も4億1,900万人います。

このデータは、世界で10人に3人が安全な水を飲めず、10人のうち6人が安全な施設で衛生を保てていないことを表します。

参考:水資源問題に対する取り組み| 国土交通省

安全な水が手に入らないということは、以下のケースが考えられます。

  • 病気になるリスクが高まる
  • 脱水症状
  • 命の危険が伴う

不衛生な水には、病原菌や寄生虫、泥や動物の糞なども含まれており、処理をされていない水を摂取すると下痢や病気になる可能性が高まります。

とくに抗体の低い子どもや高齢者は、重度の病気や最悪の場合命に関わり大変危険です。

また、水が手に入らないとからだを清潔に保てず、さまざまな病気にかかりやすいです。

2030年までに世界中で安全な水が手に入るよう、水質改善にむけて各国が取り組んでいます

水をテーマとし、安全な水がつくられる過程を学ぼう

自由研究に取り入れるなら、安全な水について取り組んでみるのがおすすめです。

  • 泥水をろ過して、きれいな水にしてみる
  • 給水施設について知識を深める

たとえばろ過装置をつくり、自分できれいな水をつくってみるのも良いでしょう。

また大きな災害時には、水が止まってしまう可能性があります。

地域には災害時にどんな取り組みが備えられているのか調査してみましょう。

住んでいる自治体の水道局やインターネットで「緊急給水栓」「災害用地下給水」「非常用貯水槽」などをチェックしてみてください。

当たり前のように感じていた水道水が、とても貴重だと実感できるはずです。

身近なエネルギーについて考える

世界で電力を使えない人は6億7500万人と言われています

日本では「ガス」「石油」がメインで使用されていますが、地球温暖化対策もあり、二酸化炭素を排出しない自然エネルギーを増加させる方向を推進中です。

参考:2020—日本が抱えているエネルギー問題(後編)|経済産業省

日本でも、以下の再生可能エネルギーを使う割合を大きく増やす目標を掲げています。

  • 太陽光
  • 水力
  • 風力
  • バイオマス
  • 地熱 など

これらは自然の力から生み出されるエネルギー源で、使っても減らず二酸化炭素を排出しません。

災害時のエネルギー確保にもつながり、価格の変動が左右されにくく安定供給が見込めます。

だれもが安い値段で、安定・現代的なエネルギーを使えると、環境問題も大きく変化するでしょう。

自然エネルギーを自作してみよう

自由研究では、自然エネルギーを活用したアイデアがおすすめです。

ペットボトルに色を塗り太陽熱を集め、お湯を沸かす過程で自然エネルギーについて学べます。

  • どの色が熱を集めやすいのか
  • 角度や時間によってどう変化するか

さまざまな工夫で、エネルギーが活用される方法を観察してみましょう

住んでいる自治体で取り組んでいるSDGs

SDGsの課題は、国や地域・業界や団体を超え協力しあうことが大切です。

日本国内でも、各自治体でさまざまな取り組みが行われています。

参考:SDGs未来都市・⾃治体SDGsモデル事業 事例集|地方創生推進事務局

このSDGs自治体に選出された自治体には以下のメリットがあります。

  • 政府からフォローやサポートが受けられる
  • 地方創生活動が活発化する

SDGs未来都市は、有識者や各省庁からアドバイスやフォローを受けられます。

メディアから地域の特色や取り組みが伝わり、資金援助や企業誘致の可能性につながる点もメリットの1つです。

参考:地方創生SDGs・地方創生SDGs官民連携プラットフォーム・「環境未来都市」構想|内閣府

内閣府のデータによると、プラットフォームが設立されたり、モデル事業もすでに開始されています。

各自治体をテーマとした自由研究のおすすめアイデア

住んでいる自治体のSDGsへの取り組みをまとめてみましょう。

  • 住んでいる自治体ではどのような取り組みが行われているのか
  • SDGs未来都市について知識を深める
  • SDGsに取り組んでいる企業について調べる

お気に入りのお菓子の企業や、使用しているスポーツメーカーなど、事例を探してみるとたくさん見つかります

自由研究の上手なまとめ方

自由研究のアイデアは決まっても、まとめ方にも工夫が必要です。

上手なまとめ方は以下のとおりです。

  1. タイトル
  2. テーマを選んだ理由
  3. 予想・気になった箇所
  4. 道具・方法
  5. 結果
  6. わかったこと
  7. 感想
  8. 参考にしたもの
  9. 日付・名前

詳しく解説するため、参考にしてください。

タイトルは大きくわかりやすく

興味をもってもらえるような目を引くタイトルがおすすめです

テーマのどんなことに注目したのか伝わるようなタイトルが考えられると良いです。

テーマを選んだ理由

きっかけはなんでもOKです。

「本で読んだから」「友達に聞いて」など、気軽に書いてみましょう。

「なぜこの研究テーマを選んだのか?」「テーマのどんなところに興味を持ったのか?」と研究の動機もセットにしましょう

予想・気になった箇所

気になったこと、調べたいものを観察したら「こうかもしれない」と予想します。

それが合っているかどうかを実験・観察するためなので、間違っていてもかまいません。

答えを導くことを目標にしているため、正解にこだわらず記載しましょう

道具・方法

調べたいことに合わせて、使う道具や方法を書きます。

どのような実験・観察を行うか、図解や写真を使うとわかりやすいです

見学に行くのであれば、前もって見学の依頼をしておきましょう。

不安な場合には、保護者の方に練習してもらって電話をかけてみるのもいいですね。

見学先の名称や場所などは、はっきりと記載します。

結果

実験や観察の結果を記入します。

数値で比較できる場合は、表やグラフが見やすく分かりやすいでしょう

  • インタビュー形式
  • ポイントを箇条書きにする

伝わりやすい形式にを工夫してみましょう。

わかったこと

「結果」から導き出される考察、新たに生まれた疑問点を書きます

ヒントになりそうな知識・資料があれば、紹介しておくとまとまりのある文章になります。

感想

感想を短い言葉でまとめます。

実験・観察前の予想と結果を比較し、自分の考えや感想も文章にしてみましょう

自由研究で周りと差を付けるコツ

せっかくの自由研究、周りと差をつけるために更に発展した研究にしたい方は以下の項目にも力を入れてみましょう。

  • 今後の課題
  • 注意・補足点
  • 発展研究

研究しているうちに新たな疑問が生まれる場合があります。

「今度はこれを調べてみたい!」と思った部分をさらに調査すると、より発展した自由研究となるでしょう。

今後の課題

「○○についてはわかったが、××について疑問が残ったので次回調べてみたい」といった、今後の研究への意欲を記しましょう。

注意点・補足情報

自由研究を見た人が「自分もやってみたい」と思うかもしれません。

注意点があれば書き、調べた途中で知った情報やお知らせがあれば記載しておきましょう

発展研究

テーマからは外れても、実験・調査もした場合には発展研究として簡単に紹介してもOKです。

まとめ

本記事では自由研究にSDGsを取り入れた簡単なテーマを、第1弾と第2弾にわけて紹介しました。

自由研究は毎年のことで、ネタが尽きている人も多いでしょう。

苦手な方だと、アイデアを決めるのに一苦労してしまいます。

身近にあるSDGsと関連した自由研究のアイデアを解説したため、ぜひ参考にしてください。