投稿日:2024年12月28日/更新日:2025年01月05日
初心者でも簡単!ベランダで家庭菜園|おすすめから注意点・虫対策まで解説
ベランダで手軽に始められる家庭菜園が注目されています。
難しそうなイメージが先行しがちですが、実はポイントさえ押えれば初心者でも簡単です。
野菜の価格高騰の対策にもなり、お子さんが居る家庭には食育にもつながります。
簡単にベランダで始められる家庭菜園は、失敗しにくく初期費用を抑えられるのもポイントです。
そこで今回は初心者でも簡単に始められるベランダ家庭菜園を紹介します。
おすすめの野菜や注意点まで解説しているため、参考にしてください。
また記事の後半では、気になる虫への対策方法も解説しています。
ぜひ最後までご覧ください。
ベランダで始める家庭菜園の魅力
ベランダでできる家庭菜園の魅力は、広いお庭がなくてもプランターで楽しめる点です。
「家庭菜園=広い庭が必要」といったイメージを持つ方も多いですが、小さなプランターでも十分に始められます。
マンションやお庭がない家庭など、スペースに余裕がなくても諦める必要はありません。
野菜を育てて収穫する達成感や、収穫後美味しく食べる喜びを味わえるため、スーパーで購入した野菜とは違った楽しみ方ができるでしょう。
子どもがいる家庭だと、特に「食育」や「自給自足」を学ぶいい機会が得られます。
気になる方はぜひ取り入れてみてください。
家庭菜園を始める前に、以下のポイントを確認しておきましょう。
- ベランダの状況を確認する
- 育てる野菜を選ぶ
- 必要な道具・準備物を揃える
それぞれ詳しく解説するため、参考にしてください。
ベランダの状況を確認する
ベランダで家庭菜園をはじめる際は、マンション規約を確認します。
ベランダやルーフバルコニーなどは玄関側の共用廊下や階段と同じで、共用部分に当たります。
緊急の際の避難経路として空けておく必要があるため、避難経路を塞がないようにしましょう。
また、以下のベランダ環境は野菜を選ぶ際にもポイントにつながります。
- 日当たり
- 風通し
- 面積
- 水はけ
野菜によっては推奨される環境があります。
比較的育てやすい野菜でも、環境によっては失敗の要因になるため注意しましょう。
育てる野菜を選ぶ
家庭菜園初心者にとって、簡単に育てやすい野菜がおすすめです。
- 種から育てるよりも、苗で売られているもの
- 暑さ、寒さに強く手間がかからないもの
- 育てやすく失敗しにくいもの
上記の3点をベースに、好きな野菜を選択するとモチベーションが上がるため取り入れやすいです。
種から苗をつくる楽しさやメリットもあります。
しかし、その分栽培期間が長くなり管理が難しいため、初心者はポット苗から植え付けを始めるのがおすすめです。
おすすめの野菜については、以下で詳しく解説しているため、チェックしてください。
必要な道具・準備物を揃える
必要な道具は以下のとおりです。
- 鉢やプランター
- 土
- 鉢底石
- 鉢底ネット
- 肥料
- 薬剤
- スコップ
- 軍手
- ハサミ
- じょうろ
はじめに完璧に揃えると負担になってしまいます。
まずは代替用品を使ったり、100均などを上手く活用しながら、徐々に揃えるのもよいでしょう。
プランターは小さなものなら、牛乳パックなどでも代用可能です。
初心者におすすめの野菜を紹介
初心者の方でも気軽にチャレンジできる野菜を紹介します。
おすすめの季節に分けているため参考にしてください。
季節 |
種類 |
春 |
|
夏 |
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秋 |
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冬 |
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年中 |
|
特におすすめは「ミニトマト」と「ネギ」です。
ミニトマトは小学校の授業でも扱われるほど、栽培が簡単で育てやすい特徴があります。
ネギは高温にも低温にも強く、病害虫にも強いため初心者にも育てやすい野菜です。
わざわざ種や苗を購入しなくても、いつもは捨ててしまうネギの根っこを捨てずに植えるだけでOKなのも嬉しいポイントです。
ハーブ類も比較的育てやすく、使用用途も多く保存が利きます。
ベランダで始める家庭菜園の注意点
簡単に始められるベランダ家庭菜園の注意点は、以下のとおりです。
- 栽培に適した時期と場所を選ぶ
- 適度な水やりと肥料を与える
- 虫の対策も行っておくと安心
詳しく解説するため、内容を理解して対策しておくと安心です。
栽培に適した時期と場所を選ぶ
野菜の栽培には適した時期と場所があります。
日当たりのよい環境を好む野菜がいれば、日陰のほうが育ちがよい野菜もあります。
作物に合った季節に植えるようにしましょう。
植え付けの際は野菜と野菜の株の間隔を空け、枝や葉の剪定をし風通しがよくなるようにします。
可能な限り雑草も取り除くとよいでしょう。
適度な水やりと肥料を与える
特に初心者がやりやすい失敗は「水やり」です。
一見、簡単そうに見える水やりですが、実はとても奥が深く重要です。
基本的な目安は土が乾いたら水をやるといった認識で、たっぷりあげます。
季節や天候にあわせて調節すると尚よいです。
虫の対策も行っておくと安心
野菜栽培においては害虫の被害も困りごとの1つです。
害虫対策には、虫が嫌う成分が含まれているハーブ類を一緒に植えると効果的です。
その他にも、簡単に始められるおすすめの虫対策を以下で詳しく解説するため、確認してください。
ベランダ菜園では、近隣の方に迷惑をかけないよう入念に虫対策を行いましょう。
簡単に始められるおすすめの虫対策
簡単に取り入れやすい虫対策を4つ紹介します。
- お酢やハッカ油を散布する
- 防虫ネットや不織布を使用する
- コンパニオンプランツを植える
- ニームオイルを使用する
それぞれ詳しく解説します。
お酢やハッカ油を散布する
アオムシやアブラムシなどの害虫は酢やハッカ油を嫌います。
1:2の割合でお酢・ハッカ油と水を混ぜて散布すると害虫対策に効果的です。
さらに抗菌作用もあり、野菜の病気を防げる特徴もあります。
防虫ネットや不織布を使用する
野菜を覆い害虫の侵入を防ぐための防虫ネットや不織布もおすすめです。
防虫ネットは目が細かいほど効果が高く、プランターや支柱とセットになった商品も販売されているためチェックしてみましょう。
不織布は防虫のほかにも、保温や霜よけにも効果があります。
特に葉物を育てる場合、冬場は不織布があると安心です。
コンパニオンプランツを育てる
コンパニオンプランツとは、異なる種類の植物を植えることでよい影響を与え合う植物をさします。
害虫対策や病気の予防、成長促進などさまざまな効果が期待できます。
作物によってコンパニオンプランツは異なるため、育てる作物に合わせたコンパニオンプランツを植えるのがベストです。
自然な方法で植物の健康を保てます。
ニームオイルを使用する
ニームという木の種子から抽出されたニームオイルも虫対策におすすめです。
ニームオイルには成分が害虫の繁殖を抑えながら、野菜に栄養を与える効果も期待できます。
有機農業や家庭菜園でもよく取り入れられる方法の1つです。
今回紹介した方法は、すべて環境にも植物にもやさしい対策方法です。
気になる方はぜひ試してください。
まとめ
本記事では人気の家庭菜園を手軽にベランダで始める方法を解説しました。
近年天候不良が続き、物価の高騰や野菜の値上がりが目立ちます。
食費の節約になるほか、身体に優しい無農薬野菜が自宅で簡単にできるため、気になっている方も多いはずです。
ポイントを押えると簡単に始められるため、気になる方は気軽に初めてみましょう。
本記事があなたのお役に立てば幸いです。