投稿日:2025年08月07日/更新日:2025年08月21日
8月8日は”リユースの日”捨てずにリユースしてエコに暮らす|概要イベントも紹介
一度使用したものをそのままの形で繰り返し使う「リユース」。
リユースを、より広く認知してもらうための記念日が8月8日の「リユースの日」です。
本記事では、リユースの日について詳しく解説するとともに、SDGsとの関連性や気軽に実践できるリユース方法を紹介します。
リユースについて良く知り、よりエコにつながる活動を実践しましょう。
リユースの日とは?
リユースの日とは、リユースを手がけている企業・団体で構成された一般社団法人日本リユース業協会によって制定された日のことです。
文字の形から、「循環」をイメージできる8が「リユース」とつながりが深いため、その「8」が並ぶ8月8日をリユースの日として記念日化されたのです。
2023年に誕生したリユースの日は、まだ誕生して間もないものの年々注目度を増しています。
リユース市場自体が年々拡⼤しており、⽣活者のリユースに対する意識や興味・関⼼は変化している状況です。
一方、日本には推計約44 兆円の隠れ資産が存在すると⾔われており、より多くの人にリユースの良さや楽しさを知ってもらい、「リユース」を⾏ってもらうことが重要です。
そこで、日本リユース業協会では会員企業と手を取り合い、リユースの⽇をきっかけとした啓発活動を⾏って持続可能な循環型社会の形成に貢献しています。
日本リユース業協会とは?
日本リユース協会は、「リユース」並びに「リユース業」の社会的認知度向上、良質なリユース事業者の育成を通じて日本におけるリユース業界の透明性の高い健全な発展を図ることを目的として誕生した組織です。
2024年現在、総会員企業は82社で以下のような有名な企業から役員が選出されています。
- 株式会社コメ兵ホールディングス
- 株式会社マーケットエンタープライズ
- 株式会社ハードオフコーポレーション
- 株式会社アップガレージグループ
- 株式会社ゲオホールディングス
- 株式会社ゴルフパートナー
- 株式会社トレジャー・ファクトリー
- 株式会社パシフィックネット
- ブックオフグループホールディングス株式会社
- 株式会社Kurokawa
また、リユースの日の活動以外でも、日々以下の活動を行っている。
- リユース検定の実施
- リユースハンドブックの刊行・販売
- 優良事業社認定制度
- 各種セミナーの開催
- 富士山清掃プロジェクト
- リユースに関する情報の発信
- 地方自治体との連携
日本リユース業協会の活動状況は、公式ホームページで確認できます。
リユースの日がきっかけとなりリユースへの関心が高まる
リユースの日が制定されたことで、メディア側としてトレンドとして取り上げやすくなっています。
プレスリリースを筆頭に、リユースの日に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性がアップします。
特に、SNSを利用すれば時節やトレンドにマッチする投稿を行うことによって、企業アカウントの投稿も受け入れられやすくなる傾向にあります。
自社プロダクトやキャンペーンや自社の取り組みなどをミックスすることで、より自社のことを知ってもらえるチャンスを創生できると期待されています。
リユースの日に行われる主なイベントやキャンペーン
リユースの日には、多くの企業がイベントを開催しています。
主なイベントとしては、以下のようなものがあります。
- 8月8日 リユースの日 ~笑顔をつないで、未来のチカラに。~(2025年)
- 高く売れるドットコム リユースの日キャンペーン(2024年)
- リユースの日普及に向けた絵画コンテスト(2024年)
各イベントの詳細について、見ていきましょう。
8月8日リユースの日~笑顔をつないで、未来のチカラに。~(2025年)
2025年は、東京秋葉原のアキバ・スクエアにおいてイベントを開催します。
このイベントは、生活者のリユースと循環型社会に関する認識を深め、リユースに取り組む人口を増やすことを目的としています。
各企業のカラーを全面に押し出しいる特徴があり、例えばブックオフではリユース品が店頭に並ぶまでの流れが学べるリユース体験を提供予定です。
また、カメラのキタムラでは古いフィルムカメラを用いた撮影体験を行うなど、各企業の特色を活かした体験の機会が提供されます。
さらに、リユース企業の代表と環境省の職員が登壇する、トークイベントも実施される予定です。
実際に体験し、またリユースに対して知識をアップデートできるイベントとしておすすめです。
高く売れるドットコム リユースの日キャンペーン(2024年)
全国の高く売れるドットコムで、リユースセンターの店頭で買取成立されたお客様を対象として、保湿ティッシュをプレゼントするキャンペーンを実施しました。
簡単かつ便利な全国対応している総合ネット買取サービスである高く売れるドットコムは、多彩なジャンルのアイテムを買取対応しています。
より多くの人に不要になったものを処分するのではなく、買取してもらいリユースに繋げるようなキャンペーン内容となっています。
小学生向けの夏休み自由研究応援イベント(2024年)
中古ブランド品の販売・買取を行っている株式会社コメ兵では、リユースの日に合わせて小学生がリユースの大切さなどを学べる夏休みの自由研究応援イベントとしてKOMEHYOキッズアカデミーを開催しました。
当日は140組ほどの子供と保護者が参加し、鑑定士体験やアップサイクルジュエリー作りを通し、楽しみつつリユースについて学びました。
参加した子どもの96%が楽しかったと回答し、99%が来年も参加したいと回答するなど、大好評のうちに終了したのです。
これを受けて、新宿・名古屋店において追加イベントが開催されています。
リユースの日普及に向けた絵画コンテスト(2024年)
株式会社ベストライフでは、リユースの日の普及拡大を目指し、絵画コンテストを開催しました。
「大事につかって次のひとへ」をテーマとして、老若男女すべての方に対して不要品であっても誰かの宝物になることを一層伝える目的で行われました。
身近なものから始められるリユース
リユースの日をきっかけとして、リユースに興味を持った場合にどのようにリユースを実践できるかが重要なポイントとなります。
そこで、身近なリユースの実践方法として、以下3点のような対応が求められます。
- 身の回りにある不要品を整理する
- リユース品を購入する
- メンテナンスや修理を適切に実施し長く使用し続ける
各方法について、詳しく見ていきましょう。
身の回りにある不要品を整理する
ものを保有していると、保有している年月が長いほど思い入れが発生し、捨てられなくなるものです。
しかし、1年以上使用せず眠っているものがあれば、思い切ってリユースをすると良いでしょう。
昨今、断捨離という言葉がトレンドになったように不要なものを減らして執着を断つことにより、身軽で快適な生活を送れるようになります。
リユース品を購入する
リユースショップやフリーマーケット、フリマアプリなどで購入したものを使用することも、リユースとなります。
身に付けるものなどは、リユース品に抵抗がある場合があるでしょう。
一方、リユース品であっても気にならないものも多く、中古品は新品よりも安く販売されている点を考えるとお得です。
メンテナンスや修理を適切に実施し長く使用し続ける
リユースには使用済みのものを修理して再利用するという意味もあるため、修理したりメンテナンスしたりしながら使い続けることも立派なリユースです。
大量消費社会において、壊れてもすぐに買い替えれば良いと考える人は少なくありません。
しかし、適切にメンテナンスして修理しながら使用し続ければ、廃棄物の削減が期待できます。
リユースを実践すればSDGsにもつながる
リユースを実践すれば、資源を節約し廃棄物が減ることで、地球環境への負荷を減らせる効果があります。
また、新しいものを生産する際に発生する大量のCO₂を削減できるので、地球の温暖化防止の観点でも効果的です。
以上から、リユースショップを活用することでSDGsにも繋げられるのです。
具体的にはSDGs目標12「つくる責任 つかう責任」と密接に関係し、リユースにより廃棄物や二酸化炭素の排出量を減らすことにより、実現を目指せます。
まとめ
ものをリユースすることは、環境負荷を減らすためにも重要なものです。
SDGsに取り組む上でも、リユースは有効的な手段となります。
リユースの日を機に、改めてリユースについて考えてみてはいかがでしょうか?