投稿日:2024年04月23日/更新日:2024年05月09日
【地球に優しいエシカル消費とは?】具体例6選とメリットについて解説!
- 「エシカル消費ってなんだろう?」
- 「エシカル消費って具体的にどんなことをしたらよいの?」
上記のような疑問をお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、エシカル消費についてと具体例について解説しています。
エシカル消費について詳しく知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
エシカル消費とは?
エシカル消費とは、直訳すると「論理的な消費」という意味です。
製品やサービスを選ぶ際に、環境への影響や社会などに責任ある選択をすることを指します。
ただ単に消費するのではなく「どのように消費するか」を意識することで、地球や社会によい影響を与えようとするものです。
私たちが普段行っている「消費」や「買う」といった行為が、環境や誰かを犠牲にしているかもしれません。
エシカル消費はなぜ必要?
エシカル消費が必要な理由は、児童労働や大気汚染、温暖化などの問題解決に繋がるためです。
私たちは、日々安い商品を求めます。
その安い商品は、地球環境についてほったらかしにしていることや弱い立場にある人たちの犠牲の上で成り立っているのです。
世界には劣悪な環境で働かされる子供たちがいます。
エシカル消費は、このような問題の解決へ繋がるのです。
普段私たちが食べるものや、着ている衣服などが、どこでどのように作られているか知ることが大切といえます。
エシカル消費のために認証マークを知ろう
エシカル消費のために認証マークを知ることが大切です。
自分が買う商品が、どこでどのように、誰が作ったか知った上で購入するものを選ぶことにより、人権や環境を守ることができるのです。
以下で認証マークについて解説していきます。
有機JAS
有機JALとは、科学的に作られた肥料や農薬はできるだけ使わず、自然の循環機能を利用して生産されていることを示すマークです。
エコマーク
エコマークは、生産から廃棄をするまでに環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品につくマークです。
MSC「海のエコラベル」
MSC「海のエコラベル」は、水産資源と環境に配慮し持続可能な漁業によってとられた天然の水産物についているマークです。
リンク:MSCジャパン
国際フェアトレード認証ラベル
国際フェアトレード認証ラベルとは、原料が生産されてから完成品となるまでの各工程で国際フェアトレード基準を満たしている商品についているマークです。
フェアトレードについてはこちらの記事を参考にしてください。
Organic Content Standard(OCS)
OCSとは、原料から最終製品までの履歴を追跡して、商品がオーガニック繊維製品であることを証明するマークです。
GOTS(オーガニック・テキスタイル世界基準)
GOTSとは、繊維製品(テキスタイル)を加工するためのオーガニック基準です。
有機栽培の原料を使って、環境や社会に配慮して加工や流通を行った製品につけられるマークです。
エシカル消費の具体例6選
エシカル消費へ明日から全て変えることは、不可能ですが、意識して少しずつ変えていくことができます。
エシカル消費には具体例は以下です。
- オーガニック製品を選ぶ
- エコバックを使う
- フェアトレード商品を選ぶ
- 再生可能エネルギーを使う
- 商品を手前からとる
- 認証マークがついた商品を買う
それぞれについて詳しく解説していきます。
オーガニック製品を選ぶ
オーガニック製品を選ぶことは、エシカル消費につながります。
農薬や化学薬品を使用していないものが、オーガニック商品です。
農地へのダメージ、消費者の健康被害を防ぐことができるのでエシカル消費といえます。
エコバックを使う
エシカル消費のためにエコバックを使うこともオススメです。
ビニール袋は、海に流れ込んだプラスチックを海の生き物が食べてしまい死んでしまうことがあるので、深刻な問題となっています。
エコバックを使えば、ビニール袋を使う機会が減るので、海のゴミを減らすことに繋がるのです。
フェアトレード商品を選ぶ
フェアトレード商品を選ぶこともエシカル消費につながります。
フェアトレード商品とは、適正な値付けで取引された商品のことです。
商品の生産者へ適正な価格の支払いが行われていること、労働環境を守る基準をクリアした製品へフェアトレードマークがつけられます。
再生可能エネルギーを使う
再生可能エネルギーを使うことでエシカル消費になります。
再生可能エネルギーとは、風力や太陽光のことです。
現代では、さまざまな電力会社が再生可能エネルギーを扱っています。
再生可能エネルギーを扱っている会社へ切り替えることで、エシカル消費につながるのです。
再生可能エネルギーは、地球温暖化の原因となっている温室効果ガスを排出もしくは増加させずに発電ができるので、地球に優しいことが特徴です。
商品を手前からとる
コンビニやスーパーで商品を購入するとき、手前からとるとよいといえます。
商品棚は基本的に消費期限が早い順に陳列されているので、後ろからとってしまうと廃棄品が増えてしまうからです。
食品ロスの問題解消は、エシカル消費につながります。
認証マークがついた商品を買う
認証マークがついた商品を買うことは、エシカル消費へつながります。
認証マークによって意味は違いますが、主に環境や社会に優しい製法でつくられた商品です。
認証マークがついた商品を選ぶことで、環境や人権問題などの改善につながるといえます。
エシカル消費のメリット
エシカル消費には以下のようなメリットがあります。
- 環境を守ることができる
- 貧困や人権問題の解決につながる
それぞれのメリットについて紹介していきます。
環境を守ることができる
環境を守ることができるのが、エシカル消費のメリットです。
地球温暖化は、現時点でも問題視されており、このまま放っておけば、さらに悪化することが予想されます。
地球温暖化が悪化すれば、安全に暮らせる未来がなくなってしまうかもしれません。
今後も安心して暮らせるように今からエシカル消費を行えば、環境と安全な未来を守ることにつながります。
貧困や人権問題の解決につながる
貧困や人権問題の解決につながることも、エシカル消費のメリットです。
認証マークがついた商品を選ぶことで、違法労働でつくられた商品は売れなくなります。
そうすることで、人権問題が解決されていくのです。
まとめ
今回は、エシカル消費について解説しました。
エシカル消費を行うことで、温暖化や大気汚染、児童労働などの問題を解決することにつながるのです。
明日から、全てエシカル消費に変えることはできませんが、すぐに行えることもあります。
1人ひとりが少しずつでも意識してエシカル消費を行うことで、環境を守ることや人権問題の解決へつながるので、本記事を参考にできることからはじめ、地球の未来を守りましょう。
最後までご覧頂きありがとうございました。